雑談・ネタ

【書き下ろし小説】病室でストックホルムに思いを（完)

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ストックホルムへ別れを

私は、この手記を想い人の彼に渡し、別れを告げた。

彼は、私の気持ちを汲み、優しい抱擁と頬に軽いキスした。

そして、私に思いもしなかった言葉をかけた。

「僕も好きだよ」

私は別れの言葉を持て余してしまう。

ストックホルムの恋と私の体験は違うようだ。

ストックホルムよ、さようなら。

（完）

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