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【小説】ぼくは病室の酋長だ!(4話)

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女酋長は旅立った

女酋長はコラータイガーに見送られ、旅立った。

恐らく、他のインディア村に行くのだろう。

俺も見送りのしるしに雄叫びをした。

女酋長はふっと微笑んだ気がしたが、タイガーに邪魔されて、見えない。

また雄叫びをし、俺は涙をぬぐった。

彼の妄想に任せよう

女の子はタイガーと男の子が呼んでいる看護師さんに運ばれ、部屋から出ていった。

女の子が退院するのか、または病気が悪化して部屋を移ったのか、私たちには分からない。

女の子が微笑む体力があったのかも、分からない。

しかし、彼の妄想が見せたことを信じよう。

彼は、女の子が元気に出ていったと思ったのだ。

~つづく~乞うご期待

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