人間に飼われるペットたちも、家庭という社会(団体)の中でちゃんと役割を持っているもの。
ふと、「こいつ働き者だな」と思ったりしませんか?
ペット界でも、働いて働いて、働くのが使命のようにふるまうものもいれば、気が向かないと働かないものもいます。
「ああ、この子、会社での私にそっくり・・・」
「こいつも社会的に苦労してるんだろうな」
隣にいるかわいい相棒をたまにはそんな目で見てみませんか?
※すべての個体はそれぞれ違った個性を持っています。ただ単に一般論とファンタジーとして楽しんでいただければ。
もくじ
イヌはワーカホリック?忠実だけどムダには働きません!
犬は飼い主に忠実で、非常に賢いペットです。
人間のワーカーに例えるならば、きっちり働く会社員。
でも、なかなかの曲者でもあります。
社員教育が必須!何事も初めが肝心の犬
犬は、入社した時から根気よく丁寧に社員教育を施していく必要があります。
覚えや聞き分けの良し悪しは犬種によってさまざまですが、入社時の研修の充実度でその後の態度や仕事ぶりに差が出ます。
研修によって、お手や取ってこいなどのスキルも身に付き、中には上司に言われる前に新聞運びなどをこなす社員も出てきます。
ただし、反対に社員教育を怠ると、トイレやハウスなどの基本的な行動にも支障をきたすことがあるため注意が必要です。
上司には忠実、同僚以下にはクール
基礎的な能力が高く、さまざまなスキルを発揮する働きものの犬ですが、誰にでもイイ顔するような軽いやつではありません。
原則、上司には忠実で、言われたことはきちんとこなしますが、それ以外の同僚やそれ以下と見なした人間には冷たく、指示を受けても鼻であしらうことがあります。
(ただし、たまに来る顧客にはめっちゃ尻尾を振って愛想を振りまきます)
福利厚生の充実も必須
犬に十分なスキルを発揮してもらうためには、福利厚生の充実が必須です。
十分なおやつやおもちゃ等福利厚生サービスの準備、ドックランなどの福利厚生施設の導入が望まれます。
犬になんらかの問題行動やサボりなどが見られる場合には、広いケージや清潔なトイレなど、社内環境を見直すことが必要です。
ネコは裁量労働制?フリーランス的な動きで飼い主翻弄
猫は基本的に、上司の言うことなど聞かず、自由な働き方、労働時間を選びます。
また、就業規則などを設けたとしても守る気があまりないので、大抵はムダに終わります。
社員教育はほぼムダ、才能を生かして自由な働き方を
猫の社会人としての自覚はほぼありません。
自分の気の向くままに働き、飽きると速やかに去ってきます。
たとえ、自分から「撫でていいよ」と出勤してきても、気に入らなければ上司に牙をむくことも少なくありません。
猫に十分な働きをしてもらうためには、労働時間などを定めない裁量労働制やコアタイムのみ定めたフレックスタイムで。
(かわいさという)才能や(癒しを与えるという)スキルを活かし、自由に働かせることが大切です。
また、フレックスタイム制では、コアタイムを冬の就寝前や朝の起床時間にすることで、冬はふとん温め作業、朝は起床サポート作業に無理なく従事させることができるでしょう。
自分でエサを狩る事業家的なツワモノも
猫の働き方としては、フリーランスを選ぶケースも多いものです。
また、社内起業家(イントレプレナー)として自身で(勝手にエサ取りという)事業を興すこともあります。
頼まれてもいないのに、どこにいたのか分からないネズミやゴ※ブリなどを捕獲し、意気揚々と成果を報告に来るため、上司としては気が休まることがありません。
また、密かに副業したらしく、何か(昆虫的なもの)の足や羽などが部屋の片隅で発見されることもあります。
芸能活動で花開く子も多いインコ!ただし定時上がりが必須
インコは、さまざまな種類がおり、それぞれタイプは違いますが、総じて言えるのは芸能活動向きだということです。
美しい容姿と多彩な才能、しかし繊細な努力家でもあり、花開かせるにはコンビの絆やマネージャーによる手厚いケアが必要となります。
トークや歌でひと花咲かせる努力家
インコは、おしゃべり上手や歌・ダンスなどを覚えることも多く、中には人とコミュニケーションを取れる種類もいます。
しかし、基本的にはコツコツと根気の要る下積みが必要であり、成功者となるには時間がかかります。
本人の能力や根気も大切ですが、ともに下積み時代を過ごす相棒(飼い主さん)の根気強さも重要です。
ひと花咲かせたいと思うなら、コンビで力を合わせて芸を磨いていきましょう。
規則正しいサイクルで睡眠時間の確保が必須
インコは、芸術家らしく繊細さも持ち合わせており、規則正しい生活リズムを守ることも大切です。
特に睡眠時間は十分に確保し、ストレスのたまらない環境を整えてあげる必要があります。
夜更かしが必要な超過勤務や不規則なスケジュールは避けなければいけません。
かわいい奴らは働き者
ペットは我々の友人であり、相棒であり、忠実な部下でもあります。
家庭という社会で重要な役割を持って働いているものも多く、その成果は計り知れません。
自由人だったり相手によって態度に差があったりすることもありますが、(まあ、それについては大して私たちと違わないし)彼らの働きぶりに感謝してともに歩んでいきたいものです。