雑談・ネタ

日本語教師というお仕事♪外国人に日本語を教えるとは?

こんにちは。晴太 空(はれた そら)です。

皆さんは日本語教師というとどんなイメージをお持ちですか。

日本人なんだから、誰でもできるじゃない?と思う方も、そうでない方も実際はどうなのか、チェックしてみましょう。

実は、わたくし晴太も日本語教師として働いていたことがあります。
晴太(はれた)さん
晴太(はれた)さん

◆日本語教師っておもしろい!!

日本語教師とは、実におもしろい職業だと思いました。
国内の会社で事務職などで働いていたら、遠い海外の人と触れ合うことも話をすることもなかったと思います。

今まで教えた事のある国の人は、15か国くらいの人達です。(もっと多いかも?)5大陸の色々な場所から来た人々です。
ナイジェリアや、ウズベキスタンや、ミャンマー、チリの人達など、日本では馴染みがない国の人に会えたのは今でも感慨深いものがあります。

色々なお国柄や人柄で発見があったり、感動があったりと、苦労もあったけど、おもしろかったというのが本音です。

◆日本語教師になるには

今のところ、日本語教師になるには小学校や中学・高校の先生のように教員免許のような資格は必要ありません

日本語教師の募集を見ると、以下の3つのうちどれかが必要と書かれています。

①日本語教師養成講座(420時間修了)を受講

  • 日本語教師としての、必要な知識・歴史・言語構造などを学ぶ
  • 教師になるために教えるための、練習をする

6カ月から1年6カ月くらいのコースで、主に座学で学び修了証をもらいます。

日本語教育能力試験に合格

毎年10月の末に、日本国内で実施されます。

養成講座で学んだ内容に加え、音声による問題もあります。
マークシート方式がメインで、最後に記述の問題も出題されます。

時間も90分・30分・120分と休憩をはさみながらですが、4時間以上の長丁場です。
合格率も25%から28%なので、ちょっと頑張る必要があります。

③大学で日本語教育を専攻する

大学なので入学試験もあり、4年間通わなければならないので、①②に比べて時間もお金もかかります

募集のところでは、上記3つのどれか1つか、①と②は必須というところが多いです。
教師の仕事を始めてから、②を受験しようと思うと、日々の授業準備に追われて、並行して勉強をするのは大変です。

◆どんな養成講座がよいのか

社会人が日本語教師を目指すなら、まずは養成講座で学ぶのが良いでしょう。

養成講座で学ぶ場合、教室に通って勉強するのと、通信で勉強するのがあります。もしかすると、最近はオンライン授業も行われているかもしれません。

通学の場合、6カ月から1年6カ月くらいのコースで、費用も50万~60万くらい。
オプションなども含めて、自分に合ったスタイルの講座を選ぶのがいいでしょう。

ちなみに、わたしのおススメのポイントはズバリ!実習が多くできるところです。
外国人のモデルスチューデント(アルバイトで学習者役で来る外国人)実際に日本語の授業をします。
授業後には、養成講座の担当教員や一緒に実習をしている仲間からフィードバックをしてもらいます。
良かった点や、改善すべき点(←ほぼ8割がこれ)など忌憚のない厳しい意見があり、とても鍛えられました。

学習のヒント:状況に合った正しい日本語を伝える

例えば、学習者(日本語を勉強する外国人)が「あなたは、コーヒーを飲みたいですか。」と言いました。 この文は正しいと思いますか。

文法では正しいと言えます。 また、外国人同士の友人関係なら、OKでしょう。
でも、レストランで外国人の店員さんや知り合いの外国人がこのように言ったらどうですか。
わたしたち日本人には違和感がありませんか。

日本語教師は文法や言葉を教えるだけでなく、日本の生活の中にある文化やマナーも伝える必要があります。
また、学習者が間違えた日本語を話したときに、間違えの理由も含めて訂正し、伝えることもします。

「コーヒーを飲みたいですか。」をあなたなら、どう直しますか?
わたしは、学習者に【お客さんに言う場合は「コーヒーはいかがですか。」と言います。】
教えます。

◆日本語学校の仕事って待遇面ではどうなの?(かなり赤裸々な内容・・)

日本語学校で働く場合、常勤か非常勤講師のどちらかになります。

雇用形態は?

常勤は正社員で、授業をするほか、授業のカリキュラムやその他、学校内の事務的なことも行います。給料も定額(時間外勤務は別)になります。

非常勤はパートで、決められた曜日と時間に学校に来て授業をします。
1コマ(45分~50分)x4コマ午前中か午後担当します。拘束時間としては4時間単位。
初めての場合は1コマ¥1800~¥2000位からで、経験を積んで増額する可能性があります。
この金額の中には、授業を準備する時間やテストや宿題を採点する時間は含まれていません。

授業以外に仕事も・・・

日本語学校の学生の殆どは大学や専門学校へ進学するので、進学指導も授業の後にします。
志望する学校の願書の書き方、志望理由書の添削、面接指導、合格した後の書類の書き方や、入金の仕方など、諸々あります。

日本語がおぼつかない学生に説明をして、やらせます。
間違えたら一大事なので、書類に不備がないようにするので、かなり神経も使います。

手当支給は?

日本語学校によって、担任手当・進学手当など呼び名はありますが、一応手当はあります。
しかし、仕事量と手当を比較すると対価とは言いがたいです。
学生が無事、進路先に合格したときの喜びで、その苦労は報われますが・・・。
その辺りは、どこに価値を置くかです。

日本語教師は忙しい・・ただし、それは人によって

日本語教師に限らず、教師(人に教える仕事を含めて)の仕事というのは、人に教える前に、時間をかけて準備をしなければできません。
どれくらい時間をかけるかは、人によって違います。

わたしの場合は、45分の授業をするのに2倍以上の時間がかかりました。
以前教えたことのある内容でも、教える相手が違うとまた別の準備が必要になります。
時間をかけて準備をしたからといって、すばらしい授業ができたということでもないのです。
ここが、大変なところでもあるし、面白いところです。

別の日本語教師の中にはちゃちゃっと、準備して授業に入る人もいます。
中には、今日は何を教える日だっけ?なんて言って、全く授業準備してこないという人もいます。(←授業が成立していたかどうかは、不明?)

◆人と接することが好きな人はぜひチャレンジしてみて

日本に興味を持って、日本語勉強したいという人がいます。
そんな人たちに、いろいろな国の文化を自分も受け入れて、自国の言葉を教えてコミュニケーションが取れるようになるって、スゴイと思います。

日本に来たばかりの学習者がだんだんと日本語が上達し、成長していく姿を見られるのは嬉しいことです。
最後に感謝の思いを伝えてくれたとき、本当に日本語教師をやっていてよかったと心から思います。

仕事内容がイメージできず不安な人は、地域の日本語教室のボランティアなどで、日本語教師の仕事を見学させてもらうのも第一歩ですね。

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