DVは、受けているうちに心が蝕まれ、いつの間にか相手の支配から抜け出せなくなっていくものです。
「これってDV?」と事態が悪化する前に気づくためにチェックリストを用意しました。
DVを受けると、心身ともに傷つき、怯えや不安、諦めを感じ続け、人によっては「自分が悪いから暴力を受けるんだ」「この人は私がいないとダメなんだ」と依存することもあります。
毎日、夫や彼氏との生活が辛いと感じたら要注意!気がづかないうちにDV行為を受けているかもしれません。
DV行動チェックリストで確認してみましょう!
少しでも「DVかも?」と思ったら、この記事をチェックしてみてね。
もくじ
DVとは
DVとは、「ドメスティックバイオレンス」の略語です。
「ドメスティック」=「家庭内の」、「バイオレンス」=「暴力」で、
「家庭内の暴力」つまり、夫婦などの親しい間柄で行われる暴力を指します。
親しい間柄で振るわれる暴力
DVが起こるのは、夫婦やカップルなどの親しい間柄です。
二人きりの空間や関係性の中で行われます。
また、DV加害者は被害者に対してのみつらく当たり、第三者に対しては人当たりがよく好感の持てる人物を装ったりもします。
そのため、DVの事実はなかなか外部に発覚しにくく、被害者が一人で我慢を強いられることが多いものです。
DV被害者の範囲
- 配偶者
- 事実婚など内縁関係のパートナー
- 恋人
デートDVはカップル間の暴力
DVは、夫婦や一緒に住んでいる関係以外の親しい間柄でも起こります。
カップル間で起こるDVをデートDVと呼びます。
身体的な暴力だけではない
DVが指す「暴力」とは、身体的暴力だけではありません。
以下のような暴力が、DVに当てはまります。
身体的暴力 | 相手の体を傷つける行動 |
性的な暴力 | 性的行為の強要、避妊への非協力など |
社会的暴力 | 行動を制限する・監視する |
経済的暴力 | 生活費を渡さない、収入を取り上げる |
精神的暴力 | 相手の心を傷つける言動 |
精神的暴力は、「モラルハラスメント(モラハラ)」と似ています。
夫や彼氏の精神的暴力に悩んだら、モラハラのチェックもしてみましょう。
モラハラ彼氏の特徴とは?注意すべき旦那や彼氏の診断チェックリスト
DVとモラハラの違いは?
精神的に支配されてしまう
DVを受けた人は、苦痛と恐怖、無気力によって精神的に支配されてしまいます。
「自分が我慢すれば暴力を振るわれない」
「怖いから従う」
「今度はいつたたかれるだろう」
などの気持ちから、抵抗や意思決定、逃げる気持ちを失い、言われるがままになってしまいます。
愛情を言い訳にする
DVは、愛情や期待、指導などの名目をもって行われます。
「お前のためを思って」
「愛しているから」
などの言い訳によって、加害者は暴力を正当化します。
被害者はそれによって「自分が悪いから」「彼はいい人」と錯覚してしまいます。
DV男に深入りする前に、DV予備軍の特徴を見破るチェックリストもどうぞ。
これってDV?夫や彼氏からの暴力に気づいて
DVをされた人の中には、自分がDVに遭っていると気づかない人もいます。
ちょっとおかしいな、と感じたら、以下のチェックリストで診断してみましょう。
DV行為のチェックリスト(気づいたら注意)
DV男に多くみられる具体的な言動や振る舞いなどです。
まだDVの入り口ですが、これを見逃し、我慢していると徐々にエスカレートしかねません。
束縛がひどい | |
物に当たる | |
自分の好みに合わせようとする | |
連絡を無視すると怒る | |
喧嘩しても決して謝らない |
束縛がひどい
DV男は異常なくらいに独占欲が強く、我慢ができないため、異常な束縛行動を見せることがあります。
嫉妬しやすく、他の異性と話しているところなどを見ると急に不機嫌になります。
仕事で仕方ない場合などもお構いなしです。
携帯やスマホを見たがったり、SNSでつながりたがります。
物に当たる
DV男はちょっと嫌なことがあると、すぐに物に当たります。
- 壁を蹴る
- テーブルを叩く
など、怒りを発散させるために行います。
また、これをパートナーの前でやることで、相手を怯えさせようともしています。
自分の好みに合わせようとする
DV男は
- 「こういう服を着て」
- 「ヘアスタイルは絶対コレだね」
などと、自分の好みをパートナーに押し付けます。
レストランでの注文やデートプランなども、勝手にして、気に入らないそぶりを見せると不機嫌になります。
連絡を無視すると怒る
DV男は、自分からの連絡を無視されると、不機嫌になったり、腹を立ててこちらからの連絡を無視したりします。
- 「どうして電話に出られなかった」
- 「どうして既読にならなかった」
など、追及し、自分の納得のいく答えが出るか、相手が謝るまで許しません。
喧嘩しても決して謝らない
DV男は、夫婦喧嘩をした時、痴話げんかをした時に、「自分は絶対に正しい」と信じて、決して謝りません。
どんなに自分が悪くても、頭を下げることはなく、屁理屈で説き伏せようとします。
反論すると、逆切れすることもあります。
DV行為のチェックリスト(早急に対策が必要)
殴る、蹴るなどの暴力 | |
暴言・言葉の暴力 | |
無視や冷たい態度を繰り返す | |
経済的に制限する | |
行動を監視・制限する | |
性的な行為を無理強いする |
殴る、蹴るなどの暴力
DV男は、自宅での夫婦二人きりの時間などに、殴る・蹴る、首を絞めるなどの暴力を振るいます。
物に当たっていた人も、そのうちターゲットをパートナーに変え、妻や彼女に手を出すようになるものです。
酒を飲むと変貌することも多く、普段は大人しいのに突然変わります。
しらふで暴力をする場合には、顔などの目立つ場所には傷をつけず、衣類で隠れる場所などを狙います。
暴言・言葉の暴力
DV男は、怒鳴ったり罵倒したりと言葉で相手を傷つけようとします。
- 「お前はバカだ」
- 「黙って言うことを聞けばいいんだ」
- 「従わなかったら、どうなるか分かってるのか」
などと、相手を貶める言葉を吐く、脅し文句を使うこともあります。
無視や冷たい態度を繰り返す
DVでは、力や言葉を行使せずに支配することもあります。
無視や冷たい態度を繰り返さすのもDVの一種です。
意味も理由も分からずに、無視や冷たい態度を取られ続けると、パートナーは不安になり、相手の顔色ばかりを気にするようになり、支配されてしまいます。
筆者の元夫は、自分の腕を刃物で傷つけて見せて、威嚇してきたことがあります。
これも、恐怖を与えてパートナーを不安にさせる行為でした。
経済的に制限する
専業主婦の妻に対し、生活費を入れない、お金の使い方にやたらと口を出すなどがこれにあたります。
カップルの場合には、彼女のお金を管理、搾取しようとすることもあります。
行動を監視・制限する
- スマホの内容を毎日チェックする
- 妻のいる自宅に監視カメラなどを付ける
- 他の異性との会話などを禁じる
- 毎日決まった時間に連絡させる
DV男は、さまざまな方法で、妻や彼女の行動を自分の思うままにしようとします。
性的な行為を無理強いする
- 性的な行為をムリヤリさせる
- 中絶を強要する
- 避妊をしない
- いやらしいコンテンツなどを見せる
など、恋人や妻が嫌がることをします。
DV被害を受けたら
DV被害を受けたと思ったら、できるだけ早い対策が必要です。
そのためにも、パートナーの行動がおかしい、つらいと感じたら、「あ、これはDVだな」と判断することも大切になります。
自分がDVを受けたと感じたら、その気持ちや自覚を無視したり、我慢せずに、行動をはじめましょう。
我慢してはいけません。それにあなたは悪くない。
すぐにできる対策はいろいろあります。
彼や夫がDV男であること、自分がDVに遭ったことを受け止め、前へ進む気持ちを固めることが大切です。
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DV被害に遭ったら早急に対策を
DV加害者は、被害者に罪悪感を植え付け、支配しようとします。
しかし、あくまでも悪いのは暴力をふるうDV男です。
まずは、自分がDVの被害者であることを認識して、早急にDVから解放される道を探しましょう。
逃げてもいい、誰か他の人に助けを求めてもいいんだから!
緊急を要する場合には、24時間受け付けている窓口へ相談を!
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