いずれにしても対策が必要だけど、今回は具体的な違いを知っておきましょう。
すぐに対策したい、対処法を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
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もくじ
モラハラとDVは違うの?
モラハラとDVは、たまに同じものとして取り扱われていたり、意味を混同して説明されていたりします。
しかし、モラハラとDVは似て非なるもの。
基本的な内容から違いを見分けましょう。
モラハラとはモラル(道徳や一般常識)に基づく嫌がらせ
モラハラとは、「モラルハラスメント」の略語で、道徳や倫理、一般常識などと比べて、被害者をおとしめる嫌がらせのことです。
嫌がらせの内容は、言葉だけでなく、あからさまにため息をついたり、無視したりもあります。
しかし、基本的には被害者に対し、手を上げることはありません。
詳しいモラハラ行為について知りたい人は以下をご覧ください。
モラハラ彼氏の特徴とは?注意すべき旦那や彼氏の診断チェックリスト
DVには肉体的暴力と精神的暴力がある
DVとは「ドメスティックバイオレンス」の略で、家庭内暴力を表します。
家庭内暴力は、肉体的な「叩く」「蹴る」もありますし、「暴言」「生活費を渡さない」など内容は多岐にわたります。
肉体的なDVの加害者は、モラハラとは違った行動を起こしますが、精神的DVには似た面があります。
詳しいDV行為については以下をご覧ください。
夫や彼氏からのDV行為とは?DV男の行動チェックリストとすぐできる対処法
モラハラと精神的DVは似ている?
モラハラと精神的DVには、共通点や類似点があり、区別をつけにくくなっています。
二つの違いを明らかにするために、細かく共通点、類似点、違う点を分類してみました。
【共通点】
モラハラも精神的DVも被害者を悪者扱い
モラハラと精神的DVの共通点には、どちらも被害者を悪者扱いして虐げる点があります。
どちらも、加害者は一方的に被害者を悪者扱いし、反論を許しません。
また、被害者の方も「自分が悪いから、仕打ちを受けるのだ」と思い込んでいることがあります。
【類似点】
モラハラも精神的DVも言葉の暴力がある
モラハラと精神的DVは、どちらも言葉の暴力があります。
ただし、精神的DVは、モラハラとは暴言の内容が、若干違います。
モラハラは、基本的に加害者側は善人のように振舞い、相手の非を責めるものです。
ところが、精神的DVでは「実家に嫌がらせしてやる」と脅すなど、加害者側がモラルに反することを言うこともあります。
【違う点】
モラハラの主体は「世間」、精神的DVは「加害者本人」
言葉の暴力を使うとき、モラハラはその主体を「世間」「道徳的な見地」におきます。
一方、精神的DVでは、その主体は「加害者本人」です。
モラハラでは、被害者は「社会的に見てダメ」と言われ、精神的DVでは「オレから見てダメ」となります。
「お前は人としてダメなんだ」
「お前はバカだ(とオレは思っている」
【違う点】
モラハラは言葉のみ、精神的DVは言葉以外もある
モラハラと精神的DVの違う点は、言葉以外の行為を用いるかどうかです。
モラハラは基本的に言葉のみ、理論的に被害者を追い詰めます。
しかし、精神的DVは、被害者のものを壊す、捨てるなどの行為で精神的に追い詰めることもあります。
【違う点】
モラハラは対象者の範囲が広い、DVは親しい人のみ
モラハラと精神的DVの違いは、その対象者の範囲です。
モラハラは、夫婦やカップルでも起こりますが、会社の上司と部下などでも起こります。
一方、精神的DVを含む、ドメスティックバイオレンスは、あくまでも「家庭内(ドメスティック)」で起こるものです。
モラハラとDVの内容は法律で決まってるの?
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)という法律に定められています。
しかし、モラハラやDVが具体的にどんなものかまでは、法律では細かく定められていません。
配偶者暴力防止法
配偶者からの暴力の防止と被害者の保護のための法律です。
加害者と被害者の性別は決められていません。
ここでの配偶者は、結婚している相手、事実婚の相手を差します。
恋人からのDV、いわゆるデートDVは範囲に入りませんが、行われた行為によって、脅迫罪や傷害罪などに問うことは可能です。
モラハラやDVの内容は具体的に決められていない
モラハラやDVの内容は、法律では詳しく定められていません。
また、結婚や事実婚関係の間だけでなく、関係を解消した後のモラハラ、DVも含みます。
参考:配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)|男女共同参画局
モラハラもDVも、決して許さない・諦めない
モラハラもDVも、どちらも被害者の心と体を傷つけます。
そして、傷ついた人は周りに助けを呼ぶこともできずに、1人で悩みます。
そんな卑劣なモラハラやDVは決して許せるものではありません。
モラハラもDVも、どちらも被害者に罪はなく、加害者が悪いのです。
自分がそうだと思ったら、決してあきらめないで、誰かに助けを求めましょう。
親、兄弟、友達、市役所や区役所の人でも大丈夫です。
専門部署じゃなくても、公的機関に行けば、適切な部署を教えてもらえます。
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