子供部屋の散乱状態についガミガミと「片づけなさい!」「きれいにしないさい!」
と言ってしまいがち。
できれば、子供自身が片づけしやすく、散らかりにくい部屋のしくみを親子一緒に考えてみましょう。
もくじ
子供は片づけ方がわからない
子供自身、散らかった部屋でも片付いていなくても、
実は不便を感じていないのが事実です。
次に使う時に、この部屋のどこかから探せばいいと思っているのが、
殆どです。
散らかっている部屋を大人が片づけをしても、子供は使いたい物がどこにあるかわからず、
あちこち探してまたそのまま出しっぱなしにするという、繰り返しです。
基本は動線に合わせた収納
勉強するスペースには机の横に教科書置く棚を設置。
ここにはゲーム本やおもちゃは置かないようします。
机の近くにランドセルを置く場所も考えます。
学校から帰って来たら、ランドセル置き場にランドセルを下ろし、
中から「連絡帳やプリント類」を出す習慣を子供に伝えます。
子供部屋で着替えもするのであれば、ドアの近くにタンス類を設置して、そこで着替えをします。
脱いだ服がそのままになると、ドアの開け閉めに不便を感じ、片づけるようになります。
ドアから離れた場所にあると、脱いだ服がそのままになっていても、不便を感じないので、置きっぱなしになる可能性があります。
またドアに入って、散乱状態が見えると大人がまた小言を言いたくなってしまいます。
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持ち帰った体操着や上履きの置き場所
金曜日に持ち帰った体操着、そして上履きは洗濯したあとに、
月曜日セットとして、玄関の所定の場所に置いておくと、忘れ物防止にもなります。
玄関だとじゃまになるようなら、ランドセルの横を定位置にしましょう。
動線収納は忘れ物や出しっぱなしにならない、収納法です。
収納はワンステップで、ざっくりと
学校から持ち帰るプリントやドリルなどの紙類は、とにかく溜まる・散らかる・捨てられないの代表格です。
細かく、教科別にファイリングができる子供を今まで見たことがありません。
とりあえず、終わった(・・と思われる)プリント類はざっくりと箱に入れておきましょう。
横に重ねてポンポンと入れられるものが良いです。
ふたも必要ありません。
ふたを開ける→入れる→ふたをしめるは3ステップになります。
後で、必要になったときも、この箱の中を探せばきっと出てくるという安心感もあります。
縦にすると一見きれいなのですが、そろえてクリアホルダーに入れるなどステップが多くなるため面倒になります。
溜まったプリントをどうするか
学期が終わったときに、子供といっしょに取捨選択しましょう。
処分の判断基準は、子供が小学生のうちは親の判断でもいいと思います。
処分する、ファイリングなどを子供と一緒にしましょう。
見ないで捨てるという判断でも、いいと思います。
私、晴太のうちでも休み中の恒例行事で行っていましたが、
高学年になると、親に見られたくないテストなどが出てきたりして(-_-;)、
見ないで捨ててもらいたいという子供の気持ちもあり、年1回になりました。
おもちゃ類、漫画本など
本は縦に置くのを鉄則にする。そのために、大人は本が倒れないように、ブックエンドを用意してあげます。
範囲を決めて、これ以上増えたらどうするか一緒に考えましょう。
古本屋に持って行って、減った分を欲しい本を買う、新しい本は我慢する、など選択肢を与えましょう。
マンガ以外の本ならば、図書館で借りる方法も、本を増やさないことにつながります。
おもちゃもおおざっぱに、分けて入れられる箱を用意しましょう。
ふた付きは避け、箱やかごにどんどん入れられるようにします。
プラスチックの引き出し型もおススメです。
また、あまり使っていない物は一度見えない場所にしまっておき、
それでもどうしても使いたい場合だけ出す。使わなければ、処分しましょう。
そもそも、量が多すぎるのが片付かない原因になるので、
少ないおもちゃでも大切に扱い、長く使えるものを選びましょう。
子供の図工作品
こちらもせっかく子供が作った作品なので、全て取っておきたい気持ちがあります。
でもそのまま飾っておくと、ほこりもかぶり劣化していきます。
持って帰って来た時点で、一度写真に撮るか、
絵画ならばスキャンして保存しておきましょう。
それから、しばらく飾っておいて、次の作品を持ち帰ったタイミングで
どうするか考えましょう。
どこか別の場所に保管するか、役目が終わったとして、
心と記録にだけ残しておくなど。
子供と一緒にチャレンジしましょう
子供になぜ片づけが必要かということを伝えることも大切です。
例えば、次に使うときに探し物が始めるのは時間が無駄になる。
どこにあるのか、わからずまた新しく買ってしまい、物が増えて、お金が減ってしまう。
・・・など、それぞれのお家の考え方を子供にも一緒に学んでもらい、行動してもらいましょう。