スーパーマーケットでは、「リパック」という手法で古いものを新しく見せて売ることが多くなります。
あるTV番組で取り上げたことがきっかけで、話題になっております。
特にリパックしていたのは肉などの生鮮食品です。
もくじ
リパックとは
「リパック」は、古い食品を日付を新しくして、もう一度パックに詰め直すことです。
ドラマ「スーパーの女」の中で取り上げた
「スーパーの女」の中で、どこのスーパーでも前日に売れ残った商品の製造年月日ラベルを当日のものと付け替えて、店頭に並べて商品として売るリパックはどこでもやっていると言われました。
これによって、スーパーのリパックは取りざたされました。
生鮮商品に多い
リパックは肉や魚など、生鮮商品で多くやられています。
それは新鮮なものを消費者が喜んで買うためです。
違法ではない
賞味期限を書き換えるのは違法ですが、製造年月日を書き換えることは法を犯す行為ではありません。
もしスーパーマーケットでリパック品があっても、訴えることはできないでしょう。
ただし、製造年月日とともに賞味期限も書き換えているのは違法です。
リパック品を見分ける
違法ではないリパックはスーパーマーケットではどこでもやっています。
訴えることはできないため、「本当に新鮮なものを買いたい」と思う人はリパック品を見分けて購入することが必要です。
日付ではなく商品を見ることが大切
牛肉は、鮮やかな紅色で、脂身の色は光沢がある乳白色(または白色)で、赤身との境界線がハッキリとしているものが新鮮です。
ドリップという血汁もない方が良さそうです。
豚肉の色は淡いピンク色でやや灰色がかった色ですが、鮮度が落ちると灰色が強くなります。
このように、商品の状態を見ましょう。
「味付け肉」はリパック品かも
変色した肉はタレ漬けにして売ることも多いものです。
発色剤入りのタレで変色した肉が赤色に戻ります。
また、「味付け肉」にすると、手間なく焼けるから、よく売れて、スーパー側もよくタレ漬けで売ることが多くなります。
リパック品のメリット・デメリット
リパックしたものを買うことはメリットもデメリットもあることです。
リパック品では悪いことだけでなく、良いこともあるので、リパック品を見たらどうしようか考えてみましょう。
リパック品を買う(売る)メリット
SDGsに貢献できる
リパック品を買うことや売ることはSDGsに貢献することです。
食べられる食品を捨てずに売ることができると、廃棄物が出ず、目標12「つくる責任 つかう責任」を守れます。
リパック品は安く買える
色が少々変わったリパック品の場合、見切り品と同じように安い値段を付けられます。
安く買えることは消費者としてのメリットです。
スーパーも安くすることで、売り切ることが可能になります。
リパック品を買うデメリット
早く食べないと腐ってしまう
リパックした商品はスーパーに到着した日よりは少しは時間が経ったため、買った時にあまり新鮮ではなくなります。
売られる時は腐っていませんが、買って置いておくと腐るかもしれません。
リパックはSDGsかも
生鮮食料品がその日に売れ残った時、リパックして次の日も陳列するのは、食べれるのに売れないものを売る手段です。
それはSDGsの手段かもしれません。
嫌ではなければ、リパックしたものを見たら(そして、「おいしそう」と思ったら)SDGsに貢献する気持ちで、買って食べてください。