暑かった夏も終わり、虫の声が涼しく感じる季節になりました。
ふと、お肌の手入れ中に気になるシミ! 前よりも濃くなったような・・?
そんなお肌のシミのお手入れについて。
特に、10月は「肌の環境を整える」大切な時期です。
理由は夏の紫外線&秋の乾燥のWのダメージを受けやすくなっているのです。
もくじ
なぜシミができるの?
人間の肌は4つの層から作られていて、紫外線を浴びると肌の一番下の層にあるメラノサイトが活発になり、肌を守るためメラニンという黒色の色素を生成します。
日焼けで肌が黒くなったのは、メラニンのお陰で肌を守ってくれたからなんですね。
メラニンはだいたい28日くらいで、肌から剥がれ落ちて、新しい肌が生まれます。
これをターンオーバー(新陳代謝)と呼ばれています。
20代の頃は28日くらいで肌が生まれ変わったいたのに、年を重ねるとその期間が長くなり、50代では55日以上になることもあります。
そこで、残ってしまったメラニンがシミとなってしまうわけです。
原因は紫外線だけではない
睡眠中に、体の中からメラトニンというホルモンが分泌され、これがメラニンをを分解し、ターンオーバーを促進する働きがあります。
夜の10:00~朝の2:00の睡眠は肌のゴールデンタイムと言われる理由がここにあります。
つまり、睡眠不足や睡眠の質の低下もシミができる原因になっています。
体の内側からのシミケア
良質な睡眠
良質な睡眠がシミだけでなく、体全体に良い影響があります。
朝起きたら、カーテンを開けて、ベランダなど日光を浴びましょう。
太陽の光によって、セロトニンというホルモンが作られます。
セロトニンは別名「幸せホルモン」とも言われ、気持ちも前向きになります。
さらに、このセロトニンの働きによって、15時間後くらいにメラトニンが作られ、質のいい睡眠につながります。
注意点として日光浴の時間は15分以内にしましょう。
それ以上は紫外線の害の方が多くなってしまいます。
食べ物
◆ビタミンCを多く含む食べ物
ビタミンCはメラニン色素の過剰な生成を抑える効果があります。
ピーマン・ブロッコリー・トマト・パプリカ・柑橘類・キウィフルーツなど。
ビタミンCは一度に多く摂取しても、排出されてしまうので、毎回の食事に少しずつ取り入れるようにしましょう。
◆ビタミンEを多く含む食べ物
ビタミンEは「若返りビタミン」とも言われ、ビタミンCの働きを助ける役目をしています。
炒め物など、脂と一緒に取ると摂取されやすくなります。
ただし、食べすぎは禁物。
卵(卵黄)・かぼちゃ・うなぎ・たらこ・ぶり・豆乳など。
シミを薄くする、増やさないセルフケア
◆洗顔の仕方を見直す
まちがった洗顔の仕方でシミを悪化させる可能性があります。
メイクを落とすときに、クレンジングで毛穴の中まできれいにしようと強く擦るのは逆効果です。
クレンジングが滑るくらい、優しくなでる程度で、手早く洗い流しましょう。
洗顔の時は、洗顔料をよく泡立てて、泡で顔を洗うようにします。
手が顔に触れるか触れない程度に、泡を転がすイメージです。
◆しっかりと保湿
肌が乾燥すると老廃物が溜まり、ターンオーバーが遅れがちになります。
洗顔→化粧水→美容液→乳液やクリームの順番で行います。
化粧水はなるべく多めに使いたいので、高級ラインのものを少しだけ使うよりはドラッグストアで気軽に手に入るものを、惜しみなく使うことをおすすめします。
どんな美容液を選ぶ?
肌のターンオーバーを促進させる成分
・プラセンタ
・セラミド
肌への色素沈着を抑える成分
・トラネキサム酸
・グリチルリチン酸ジカリウム
・グリチルレチン酸ステアリル
・アラントイン
美白成分配合
・リノール酸
・アルブチン
普段の生活でのケアが大切
食事・睡眠・保湿と極めてシンプルな事ですが、
普段の生活を少し見直してみるのも、お肌だけでなく、生活の質にも反映すること間違いなしです。
何か1つでも試してみてください。