モラハラ彼氏やモラハラ夫に悩んでいませんか?
「モラハラでは?」と思ったら、早めに行動を起こし、少しでも早くモラハラをやめさせましょう。モラハラは知らないうちにあなたを追い詰め、メンタルを傷つけていきます。
今回は、彼氏や旦那がモラハラする理由・原因とモラハラされた時にやっておくべきことを紹介します。
「モラハラ彼氏と別れたい!上手なけじめのつけ方・別れ方」
もくじ
モラハラになる原因
モラハラとは、単なるいじわるや逆切れ、もちろん、悪ふざけなどでもありません。
ハラスメントとは「嫌がらせ」「いじめ」のことですが、モラルハラスメントは本人にも自覚なくやっていることが多いハラスメントです。
モラハラは性格的な問題や成育歴での問題など、さまざまなことが重なり合って起こります。
自信はないくせにプライドは高い
モラハラをする人の多くは、自己肯定感は低いのにプライドは高い、自己愛の強い人です。
常に優位でいたいと思っているのに、自信がないから自分より弱い相手を攻撃することで優位性を保とうとします。
夫婦間やカップルだけでなく、親子間や職場でも起こるハラスメントです。
度を越したものは、精神疾患(自己愛性パーソナリティ障害)として認められることもあります。
ストレスが溜まっている
ストレスから家庭内やカップル間でモラハラ行為を始める人もいます。
会社で認められない、上司に叱責された、優秀な同僚に勝てないなど、思ったようにいかないイラ立ちをぶつけるためのモラハラ行為です。
また「自分はこんなに頑張っているのに、妻や恋人に理解してもらえない」と思い、パートナーに非があると思い込んでいることもあります。
そうなると「分かってもらえない」という気持ちもストレスになり、余計に相手にイライラをぶつけるようになります。
成育歴・家庭環境
モラハラ加害者の多くは、成育歴や家庭環境にも問題をもっています。
甘やかしすぎる母親や厳格すぎる父親、ネグレクトや構われすぎ(過干渉)、過保護など、いわゆる毒親の影響を受けてモラハラになることは多いものです。
モラハラされやすい人とは
モラハラは、する方だけでなく、される方にも特徴があります。
モラハラされやすいタイプの人は被害にあわないように注意しましょう。
ただし、モラハラされる被害者には全く非はありません!
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従順でまじめな人
素直で従順、まじめな人は、相手からの言葉をストレートに受け取り、いい加減な対応ができません。
そのため、モラハラっぽい言葉をかけられた時に、深く傷つきやすく、相手に従おうとしてしまいます。
また、「お前が悪い」と言われた時も、否定できずに「私が悪いんだ」と反省してしまいます。
我慢強い人
我慢強い人も、モラハラを受けた時に我慢してしまい、反論をしたり助けを求めたりできないため注意が必要です。
相手が何も言い返さないのをいいことに付けあがり、だんだんとモラハラがエスカレートする恐れがあります。
我慢した分だけ、モラハラが進んでしまい、助けを求めないことで一人、追い詰められてしまいます。
気を遣う・空気を読む人
気遣いできることは良いことですが、気を使いすぎるあまり、相手の顔色を見てビクビクするとモラハラのターゲットになります。
モラハラされても、空気を悪くしたくないために反論しなかったり、自分が悪くなくても誤って場を収めようとします。
すると、「こいつはモラハラしても大丈夫、歯向かわない」と思われ、攻撃がひどくなるかもしれません。
モラハラは治る?
モラハラをする人は、そもそも長い年月をかけて、性格的傾向を育んできました。
また、精神疾患のようなものが関係していることもあります。
そのため、これから変わる見込みは少ないとしか考えられません。
もちろん、本人の変わりたい意識が強く、パートナー(つまり貴方)のサポートがあり、カウンセリングや投薬など、何でも頑張る気持ちがあれば別です。
しかし、たいていのモラハラは本人には加害者意識がなく、下手をすれば「相手が悪い」とさえ思ってやっています。
もしも治したいと強く思うなら、戦い始めたら一歩も引かないこと、長い目で見てあげることを前提に、進めましょう。
やるなら、かなりの覚悟と根気をもって。でも、私個人としては、さっさと見切りをつけて別れた方がいいかな 、と思ってます。
モラハラをされた時にやるべき5つの事
モラハラをされた時には、まずやっておきたいことが5つあります。
モラハラは、している相手に明確な悪意・意識がないこともありますし、モラハラの事実を認めず隠そうとすることもあります。
そのため、準備を整えてから、モラハラと戦うことが大切です。
モラハラの言動を録音・保存する(改善のため・別れるための対策)
モラハラをされた時には、まずは暴言や行動を記録して残すことが必要です。
別れるにせよ、相手の態度の改善を待つにせよ、記録があると役立ちます。
第三者への相談、相手へ直接改善を求める、離婚を申し込むなどの時、具体的に「こんなモラハラを受けた」と示せます。
モラハラ彼氏の場合
- メールやLINEのデータをとる
- 毎日のされたことを日記をつける
- こっそり録音を取る
- SNSの画面を保存する
モラハラ彼氏には、まずは証拠を示し「客観的に見てどうなの?」という点を理解してもらうことが大切です。
単なる交際相手なら、別れる時も離婚の必要はありませんが、
できるだけ多くの詳しい証拠を残しておくと、第三者への相談などもしやすくなります。
モラハラ夫の場合
- メールやLINEのデータをとる
- 日記をつける・家計簿をつける
- 暴言をこっそり録音を取る
- モノにあたる様子を録画する
- 夫に対する改善要求の手紙・メールを書く
- 医者やカウンセラーに通って相談しておく
日記はできるだけ詳細に(ねつ造と言われないように)、十分な生活費を渡さないモラハラの場合には家計簿や生活費用の銀行口座なども証拠に。
また、モラハラ夫のカード明細(自分だけ使い込んでる場合)も抑えましょう。
改善要求と医者・カウンセラーへの相談は、第三者的にもモラハラの事実があったことをより分かりやすくし、
さらに「本人は嫌がられていることを自覚していた」「私はモラハラの対策をしていた」という証明にもなります。
もしうつなどの症状が出ていたら、診断書も書いてもらいましょう。
夫婦間の場合、別れるとなったら離婚調停や裁判が必要となることもあるため、できるだけ多くの客観的事実を用意したいものです。
モラハラチェックを受けさせる(改善のための対策)
モラハラは、自分でも無意識に行っていることがあります。
そのため、本人にモラハラチェックを受けてもらうことも有効です。
その時にも、記録した言動を具体的に示し、「これがモラハラだ」「やめてほしい」
とはっきりと嫌な気持ちを伝えましょう。
ただし、モラハラが悪化しすぎている場合には、相手を刺激すると心身を攻撃される恐れがあるため、提案してはいけません。
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「モラハラ彼氏の特徴とは?注意すべき旦那や彼氏の診断チェックリスト」
共通の友人から指摘してもらう(改善のための対策)
共通の友人がいて、彼氏や夫も相手に心を許している、信頼している場合のみ、友人から「この行動はおかしい」と指摘してもらうのもいいでしょう。
事前にあらかじめ、相談しておき、段取りに合わせて指摘してもらうのがおすすめです。
モラハラに気が付き、態度や行動を見直すきっかけになります。
ただし、友人への信頼度によっては聞く耳を持たないこともあります。
また、夫婦の場合には友人と別れて二人きりになった時、逆上される恐れもあるため注意が必要です。
悪くない時は謝らない(改善のための対策)
モラハラは自己中心的な論点で行われ、その人に非のないことでも相手が悪いように言いつのります。
そこで「場の空気が悪くなるから」と謝ってはいけません。
謝るとつけあがるため、放置します。
自分が悪くない時には決して謝らず、勝手に怒らせておきましょう。
こちらが譲らないことが分かると、すり寄ってくることもありますが、そこで簡単に気を許してはいけません。
繰り返し、繰り返し、「相手が自己中心的な行動を取ったら放置」を続けます。
カウンセリングを受けさせる(改善のための対策)
モラハラ気味だと感じたら、一緒にカウンセリングへ行く方法もあります。
嫌だという大の男を無理に引っ張ってはいけませんし、逆上される恐れもあるため、危険だと感じたらやめましょう。
モラハラ夫は、証拠を固めて別居し、弁護士を通して離婚を申し入れると、焦って非を認めることがあります。
もし、そのタイミングで「もう一度やり直してもいいかな」と思えたら、カウンセリングを提案してみてください。
提案を快く受け入れる人なら、カウンセリングで再出発の可能性もあるかもしれません。
ぐずるようなら、迷うことなく切り捨てましょう。
モラハラ対策は慎重に進めて
モラハラは、その人の育った環境やぬぐえない自信のなさ、無駄なプライドの高さなどが原因で起こります。
長い時間をかけて積み重なったことが原因なので、改善するのは非常に難しいことだと思った方が良いでしょう。
どんな対策と将来を選ぶにしても、慎重に準備を進めて、安全で快適な生活を手に入れてください。
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