雑談・ネタ

【小説】ぼくは病室の酋長だ!(1話)

はじめに

彼は、小児病棟に入院した。

小児といっても、彼はもう小学校4年生だった。

それに加えて、ことさら大人ぶってたため、病棟の子達を「こどもすぎるな」とバカにしていた。

そんな彼でも夢想をすることが楽しみであった。

ぼくはぼくだけのインディアン村をつくった

ぼくは、病棟のこどもとは違う。

病室では、こどもたちとこうりゅうするのも面倒くさいよ。

そのため、ぼくはぼくだけのインディアン村をつくり、酋長になった。

ベッドを取り囲むように掛かったカーテンがぼくのインディアンテント。

酋長はえらいから、テントのなかにはテレビ、冷蔵庫、金庫がある。

彼はインディアン村を夢想した

彼は、病棟の子どもとは交流できずに、インディアンになってインディアン村を作ったことを夢想した。

彼は「面白いぞ」と思い始めた。

病室では個々のベッドを仕切るカーテンをテントだと思った。

「あわわわわ」彼は室内に響く位にインディアンの雄叫びをした。

2話につづく~乞うご期待

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