シングルマザー(母子家庭)の再婚は難しいと言われています。
それは本当か、再婚事情や再婚するのが難しい理由を調べました。
シングルマザーの再婚が難しいか・再婚のきっかけはなにか、再婚したいシングルマザーは見てみましょう。
また、再婚の時に必要な手続きも簡単に提示します。
もくじ
シングルマザー(母子家庭)の再婚事情とは
母子家庭の再婚は難しい、シングルマザーは再婚できない、と言われています。
しかし、近年、社会でシングルマザーの捉え方が変わっており、シングルマザーの再婚についてもそんなに珍しくなくなることもあります。
実際にはシングルマザーの再婚は難しいのか、再婚事情を見てみましょう。
全体の4分の1以上が再婚カップル
厚生労働省の人口動態調査によると、 2019年には約59万9,000件の婚姻届けが提出され、そのうちの約16万件は夫妻の少なくとも一方が再婚のケースでした。婚姻総数に対する割合は26.7%です。
子どもを持っている人が再婚した件数ではないですが、再婚は多めという結果になっています。
再婚年齢は35~39歳が最も多い
厚生労働省の人口動態調査から、2019年の再婚をした年齢で最も多いのは男女ともに35~39歳です。基本的に、再婚カップルは大体は晩婚のようです。
また、2019年の統計では、シングルマザー全体の23.8%が離婚から10年以上を経ての再婚をしています。離婚から再婚までの期間も長くなりつつあるようです。
シングルマザーの再婚が難しいと言われる理由
シングルマザーが再婚できないと言われる理由があります。
シングルマザーはシングルマザーなりの理由で再婚が難しくなるものです。
恋愛する時間が取れない
シングルマザーは仕事や子育てに忙しく、ゆっくり恋愛することができにくいことも多くなります。
シンママの時間がないことを分かり、デートや電話の時間を調整してくれる男性がいるとありがたいですが。
子どもが再婚を受け入れない
シンママの子どもがパパ(元夫)を恋しがり、ママの彼氏との再婚を受け入れられないことも多くなります。
また、パパが怖い時は子どもが男性を怖がり、彼氏に対しても抵抗感を持つことがあります。
シングルマザーと結婚したいという男の人が多くない
シングルマザーと結婚したいと思う男性が多くないため、シングルマザーが再婚できないこともあります。
恋愛なら良いけど、結婚はちょっと躊躇するというわけです。
彼女を愛していても前の夫との子どもを愛せない、養おうと思えない男性も多くなります。
特に、前述のように子どもが再婚を受け入れないと、彼も子どもを受け入れにくくなります。
シングルマザー(母子家庭)が再婚するきっかけ
シングルマザーが再婚したいと思う、再婚するきっかけは以下のことです。
やはり、シングルマザーの再婚が難しい理由に書いたことをクリアできたこともきっかけになります。
子どもがパートナーに懐いた
子どもがパートナーに懐いて、「パパだ」と思っているまでもまいけど、お友達に似た扱いをしていると良いタイミングです。
特に子どもが幼い場合、継親を受け入れてもらえる可能性が高くなります。
反対に物心がつく小学校から中学校にかけては、継親との関係を築くのに苦労する可能性があります。
パートナーとの間に子を授かった
再婚に躊躇するシングルマザーですが、彼と間にも子どもがあれば再婚に踏み切ることも多くなります。
今いる子のために再婚の決行を躊躇する人もあるけど、お腹の子のために再婚をよりしたくなることもあるでしょう。
シングルマザー(母子家庭)が再婚する際に必要な手続き
母子家庭のシングルマザーが再婚する時には、いろいろな手続きが必要です。
母子家庭としての資格の喪失、また子どもの戸籍の変更があります。
各種制度の資格喪失届を提出する
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭医療費助成制度
これまで母子家庭向けの手当や支援制度を利用していた方は、再婚にともない資格喪失の手続きが必要です。
シングルマザーが受けられる制度のひとつに「児童扶養手当」があります。シングルマザーを対象にした制度で、再婚をした場合は受給資格を失います。
「ひとり親家庭等医療費助成制度(通称:マル親)も、ひとり親家庭を対象にした制度のひとつです。医療費の一部を助成してくれます。
ちなみに、「児童扶養手当」も「ひとり親家庭医療費助成制度」も、事実上の婚姻とみなされた時点で資格を喪失します。
子どもの戸籍変更の手続きをする
養子縁組の有無によって「子どもの戸籍をどうするか」で手続きが変わってきます。子供の戸籍について将来の夫と話し合ってください。
養子縁組をする場合
「特別養子縁組」と「普通養子縁組」の二種類があります。
このうち特別養子縁組は、実親(生みの親)との親子関係を解消した上で、新たな親子関係を結びます。
一方の普通養子縁組は、実親との親子関係を残したまま、新たな親子関係を結ぶものです。
養子縁組をしない場合
そのまま、シングルマザーのあなたの子として戸籍に置いときます。
シングルマザーが再婚にて除籍されるけど、シングルマザーのあなたの名前が戸籍の筆頭者の欄に残っています。
シングルマザーが再婚!幸せになれることも
シングルマザーであるあなたもお子さんも幸せになれる素敵なお相手に巡り合えたら、そして再婚のタイミングになったら、再婚をきちんと考えてみましょう。
バツイチ子持ちだからと、卑屈になったり気兼ねしたりする必要はありません。
シングルマザーだって女性としての幸せを追いかけていいものです。
子どもの事を気にして出来ないと思っている人は、子どもの成長によって再婚のタイミングも見えてくることもあります。