最近、話題になっているマリトッツォ。
お菓子のようなパンのような、そしてインパクトある見た目に注目が集まっています。
めっちゃ甘そうなパンですが、面白そうなので食べてみました。
もくじ
マリトッツォとは
マリトッツォとは、イタリアの中部、ローマを中心に名物となっている伝統的なスイーツです。
ブリオッシュ生地のパンをハンバーガーのようにカットし、そこにたっぷりのクリームを挟んでいます。
日本でも話題を集めており、菓子・パンメーカーやパン屋さんがこぞってオリジナル・マリトッツォを出し始めました。
マリトッツォの価格は、パン屋さんでだいたい200円~300円、デパートや高級菓子屋では500円前後が相場となっています。
また、パンメーカーの「ヤマザキ」では、パン屋さんよりもお安い100円台(税込)で販売しています。
マリトッツォ流行の背景(メーカー側)
マリトッツォは、見た目こそ斬新ですが、素材はブリオッシュとクリームというパンや菓子の定番ものの組み合わせ。
そのため、パンや菓子のメーカーやお店でも簡単に参入でき、定番だからこそアレンジしやすく、各社オリジナリティも出すことができたのです。
マリトッツォはそのようなベースをもとに、どんどんと勢力を強めていきました。
ココアパウダーやピスタチオ、ベリーなど、さまざまなデコレーションやクリームのマリトッツォが、今もなお増え続けています。
マリトッツォ流行の背景(消費者側)
マリトッツォは、メーカーが作りやすかっただけでなく、消費者の心をつかむポイントも押さえていました。
小ぶりで食べやすく、気軽なおやつにも、お土産にもピッタリ。
さらに、インスタ映えもするし、市販のマリトッツォに自分でアレンジすることもできます。
マリトッツォ(MARITOZZO)
クリームたっぷり入ってて美味しかった😋🍴💕
デザートパンのアレンジのベースとして活躍しそう😆#税込108円#マリトッツォ#MARITOZZO pic.twitter.com/MOBfU3u8d8— たまみ (@TamaminCafe) June 21, 2021
お菓子作りが好きな人は、自分で作れますし、面倒ならパンを買ってきてクリームを挟むだけでもOKです。
コロナ禍で外食ができない鬱々とした日々に、マリトッツォはイタリアから明るく楽しい旋風を運んできてくれました。
マリトッツォを実食
近所のパン屋さんのマリトッツォ
うちの近所のパン屋さんで売っていたマリトッツォ。
ピスタチオ味です。
ブリオッシュに生クリームたっぷり、その上にナッツを散らしピスタチオクリームがかかっています。
ナッツのつぶつぶ感が楽しく、ピスタチオの風味でちょっと濃厚さが増した感じ。
さすがパン屋。
クリームはこってり牛乳っぽくて、パンはさっくり良い焼き上がりでした。
カットした断面。
下の方にもピスタチオクリームが入っていました。
ヤマザキのマリトッツォ
ヤマザキのマリトッツォを食べてみました。
気軽に買えるお値段がうれしいです。
購入したのは2021年6月24日。消費期限は2日後の6月26日となっています。
ふわふわの生地に白いクリーム。
生地にはオレンジピールが入っているそうです。
カットした断面を見るとわかりますが、クリームとパンの厚みがほとんど同じです。
クリームたっぷりのウワサは本当でした。
普通の菓子パンレベルの価格で、このクリームの量は甘党さんにはうれしいですね。
マリトッツォは食べにくい?
マリトッツォは、パンにクリームが挟んである形状が特徴です。
しかも、その量は安価なヤマザキパンでさえパンの厚みと変わらないレベル。
そのため、普通にかじると左右からクリームが出てしまい、とんでもないことになります。
まさにとんでもないことになった方も。↓
大好きなジョリパにマリトッツォあったから食べてみた。
食べ方むずい pic.twitter.com/cjAKScrokp— ばえないえりか@一応ブロガー (@BAENAI_ERK) June 28, 2021
カットして食べるにせよ、温めた包丁でスパッと切らないと「ぶにゅ」っとパン生地が押されてクリームがあふれます。
(ヤマザキのマリトッツォは、包丁を温めずに切ったため、少しクリームが押し出されました)
マリトッツォの味は
実際に食べてみると、見た目の通りかなりの甘さでした。
ただ、ブリオッシュ生地があっさりとしているため、バランスは取れています。
イタリアではコーヒーと一緒に朝ごはんとして食べるというのも納得です。
苦いエスプレッソと一緒に食べたらおいしいだろうな。
こうなると、高級菓子レベルのマリトッツォも気になるところ。
お取り寄せしてみたいです。