こんにちは。管理人のねこたです。
この春大学生になった息子と2人、大して仲良くはないけど、なんとか暮らしています。
もくじ
ねこた、実家に帰る
思えば15年前、勢いで息子と二人、婚家を飛び出し(いや、その割には用意周到に荷造りして配送したな)実家へと帰ったのが始まりです。
シングルマザーになろう、とか、息子と二人でがんばろうという意図すらなく、とりあえず実家に帰っただけでした。
それほど若い結婚でもなく、その当時もそこそこ大人だったくせに、浅はかな行動だったよな、と思います。
特に後悔はしていないけど、私の行動によって振り回された夫と夫のお母さんには悪いことしたな、とは思っています。
きっかけは?
離婚の理由はいろいろですが、一番の決め手(おかしな言い方ですが)は専業主婦になってほしいと期待されたことでしょうか。
私はもともと、男女関係なく働ける職場にいたこともあり、専業主婦という発想自体がありませんでした。
そして、自らが働きたい派だった。特に「男女平等だ!」とか叫ぶほどの活動家でもありませんが。
息子が1歳になるまではまだ、耐えられました。
息子は、生後1か月くらいで6時間睡眠に移行するという産後に優しい仕様で、育児スタートの際の体力、気力の限界なども知らないスムーズな子育てでした。
もちろん、良く寝るというだけで、泣くし吐くし、普通の赤ん坊でした。
そんなスムーズではあるものの、目まぐるしい毎日で、あっという間に1年。
ちょうど1歳の誕生日前に、本人は自発的に二足歩行のための自主トレを始め、1歳の誕生日の訪れと同じくらいに一人立ちができるようになりました。
私は、そこで良い機会だからと近所の保育園を探し、仕事に出ることを決意したのです。
とりあえず、家計の足しになる程度の収入を得るくらいの仕事しかできません。
前職(結婚・出産前に仕事は辞めていた)に近い職種で、パートの仕事に就きました。
夫は専業主婦が希望ではあったものの、働くことにさほど抵抗はしませんでした。
また、夫の両親と同居していたので、保育園の送り迎えをたまに頼むこともできました。
こう書くと、全く何も問題がないように見えますよね。
実際に、私もそう思っていましたし、こういうものなんだろうな、と結婚生活や子育て家庭を知った気でいました。
ところが、何の前触れもなく、私の気持ちが「切れた」のです。
自分でも何が起こったか分かりませんでした。
今ふうに、(しかも無責任に)言うならば、「やる気スイッチが切れた」というところでしょうか。
その時やっていた仕事は、ある程度責任も重く、やりがいのあることでしたが、しょせんはパート職員。
しかも、家計を支えているのは私ではない現状。
働く意味を見失い、何のために働くのか、働く喜びをどこに見出したら良いか、突然、迷い出したのです。
何度も言いますが、浅はかだったと思いますし、贅沢な悩みだよな、と分かっています。今では、ということですが。
ねこた、再生へ
人間なんて、本人が真っ只中にいる間は、その悩みが浅かろうが小さかろうが、分かるものではありません。
泳げない人は洗面器程度の水でも溺れると言いますが、焦ったり困ったり悩んだりしている時に、自分が浸かっているのが洗面器か太平洋か、分からないものなんです。
私も例にもれず、小さな洗面器の中で溺れ、とりあえず這い上がろうとしたら実家に帰っていたのです。
その後、私は企業にフルタイムで就職し、働きながら子育てを始めました。
最初の数年、実家の両親が全面的にサポートしてくれましたが、しばらくして息子と二人で家を出ました。
離婚したからといって、実家に世話になりっぱなしって訳にはいかないと思ったので。
また、夫とは離婚後の早い段階で話し合いを持ち、和解?しました。
もともと友人だったのですが、またその関係に戻ったという感じでした。
その話し合いでも出たのですが、離婚の根本的な原因の一つには、私が結婚に向いていないことがあったと思います。
また、夫の方からは、私たちが結婚する相手として合っていなかったと言われました。
もちろん、大人の愚かなマッチングミスによって息子が不利益を被るなんてことはあってはいけません。
夫も私も、夫婦としての関係は解消しましたが、お互いに息子の親として全力を尽くすことをそこで誓ったのでした。
そこから15年、その誓いはほぼ、完ぺきに果たされたと思います。
そんなに完ぺきな親ではありませんが、全力は尽くしたと思います。
それに、そう言ってしまえば、息子だって完ぺきじゃないし、おあいこだよね、とか不届きなことを思っています。
そして今、ねこたは人生の恩返しへ
世の中には、私のようなバカみたいな離婚ではなく、もっと大変で悲惨で、辛い思いをして離婚したシングルの方がいると思います。
むしろ、その方が多いでしょう。
これまで、私がバカみたいにやってきて、それなりに生きることができたのは僥倖です。
そんなラッキーだった子育て時代も、そろそろ終わりを告げます。息子は大人になり、私が手をかけないと暮らせない弱い存在ではなくなります。
そこで、私はこれからの人生を、今大変だったり辛い思いをしているママたちのお手伝いに使いたいと思うようになりました。
わがままで浅はかな私が始めたシングルマザー生活。たくさんの人に支えられてきました。
その分の恩返しとして、これまでの私の生き方が参考になるとは思えませんが、さまざまな情報や笑いの種をお届けして、少しでも元気になれるお手伝いをしたいと思います。またまた、身勝手ながら、人生への恩返しです。
つらつらと好き勝手に書いてしまいましたし、自分で読み返しても、ろくでもない人生のように見えますが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
もしよかったら、こちらもどうぞ。
次回は
「SDGs(エズ・ディー・ジーズ)について考察」
比較的まじめに話します。