突然ですが、あなたには心の支えはありますか?
人は、辛い時、寂しい時、困った時に、何らかの心の支えを糧にして、乗り越えていくものです。
それは、実質的に助けてくれるものではないかもしれませんが、確かにあなたに手を差し伸べて、もしくは背中を押してくれるもの。
そんな心の支えがあることで、人は強くなれるのです。
人という字は、2人の人間が支え合って…などとよく言いますが(最近じゃ聞かないな)、心の支えは人かもしれません。
また、お守りのようなもの、形はないけど心に響く、座右の銘かもしれません。
もくじ
心の支えはあなたの心の中にある
心の支えなんてないな、という人は、ちょっと探してみませんか?
…と言っても、「よ~し、これから心の支えになるもの探しにいこう!」と言う意味ではありません。
きっと、気づかないだけで大切に思っている人、モノが心の支えになっているはず。
それを、自分の心の中から掘り出して、「そうか、これが心の支えだったのか!」と改めて認識するだけです。
たとえば…恋人や友人
いつも一緒にいてくれて、唯一無二の存在である恋人や夫、妻は大きな心の支えになれる存在です。
筆者は残念ながら、もう恋人や配偶者を心の支えにするほどピュアでなくなってしまいましたが。
また、友人も損得勘定抜きで付き合えて、辛い時も一緒にいてくれた、受験勉強や部活の大会など、困難を一緒に乗り越えた経験から、心の支えになりやすいかもしれません。
ただし、嫌な分析をするならば、友達は関係性や立場の変化によってはライバルになり、心の支えどころか戦々恐々とした存在になる可能性もあります。
夫婦なら、社会的、経済的にも一心同体なので、裏切られる可能性は低そうです。
…と、離婚歴アリの筆者が言うと、これまた説得力がないですが。
たとえば…大切な記念品
心の支えは、人ではなくモノであることあります。
モノは決して裏切らず、余計なことも言わないので、実質的なサポートは要らない、ただ精神的な支柱が欲しいという時にはぴったりです。
これまでの人生で思い出深く、大切にしてきた宝物、お守りのような縁起ものはありませんか?
アクセサリーや時計、文房具(万年筆とか)、ぬいぐるみや人形などでも。
おじい様やおばあ様などから受け継いだ品などもありそうです。
もっとカジュアルに行くなら、学生時代に試験で転がして、100発100中だった鉛筆なんかもOKです。
たとえば…想いを代弁する言葉
歴史上の人物や著名人などの名言や金言も、心の支えになります。
お気に入りの作家や芸能人、漫画の主人公の言葉などでも、心に響き、「よし、自分もがんばろう」と思えたものなら、それはもう心の支えです。
お気に入りの言葉を思い起こしてみましょう。
ちなみに、筆者のお気に入りの言葉は、田中角栄さんのお母様の言ったという
「世の中には働いてから休む人と、休んでから働く人がいる。お前は働いてから休む人になりなさい」
です。いつも、「そうだ、そうだ」と思って働いています。
心の支えを見つけにいこう
自分の心の中を探してみても、ピンとくるものがなかった人は、これから心の支えにしたいものを探してみるのも良いでしょう。
思い出の音楽やアーティストを探してみる
恋人や親しい友人もいない、特に頼りたい人もいないし…という人は、好きな音楽やそれを奏でるアーティストを心の支えにしてみるのがおすすめ。
音楽は、聴いているだけで幸せになったり泣きたくなったりといろいろな気持ちを引き出してくれます。
過去に聴いた音楽は、その時の心の揺れや疼きを、その時のままに再現してくれるものです。
幸せな時に聴いた曲や何かを乗り越えた時に聴いた曲は、きっといつかあなたの心の支えになってくれるでしょう。
本から探してみる
心の支えになるものがみつからない時は、本を開いてみることをおすすめします。
本は知識の泉であり、時には1人の人の人生を変えるほどの驚きや感動を与えることがあります。
手当たり次第に、自分の興味のある本を読みふけってもいいですし、手っ取り早く金言格言の本を探してもいいです。
心にちょっとでも引っかかった言葉があったら、その意味や語感を味わい、自分の心にフィットするかどうか考えてみましょう。
自分にご褒美を買ってみる
心の支えを自分で用意してしまうのも、一つのアイデアです。
いつでも身に付けられるものを一つ、手に入れて「これを心の支えにする!」と決めてしまいましょう。
「そこまで現金に割り切れない…」という人は、パワーストーンや縁起物など、ちょっとゲンを担いだアイテムがおすすめ。
宝石には「石言葉」なるものがありますし、たとえば「馬蹄モチーフは金運」のようにラッキーモチーフもあります。
また、風水はもともと家相学ですが、奥が深く、持ち物にも風水を取り入れることができます。
ちなみに、筆者が心の支えにしているのはピンキーリングです。
めったにアクセサリーなどしないのですが、小指に一個だけ常にはめています。
「自分との約束」の意味で着けており、夢が叶うまで外さないつもりです。…ちょっとミサンガみたいだなぁ。切れたりしないけど。
そんなわけで、アクセサリーを一つ、お守り代わりに用意して、心の支えにするのはおすすめです。ぶっちゃけ、そんなに邪魔にならないし!
路傍の石でも心の支えになる
自分と相性のいいものなら、道端に落ちている石だって、心の支えになります。
昔、河原や空き地、公園などで、友達と綺麗な石やガラスのかけらなどを拾い集めて宝物にしませんでしたか?
中学生くらいになったら、好きな異性が触れた消しゴムをお守りにしませんでしたか?
そんな小さくささやかなものでも、自分が大切に思い、願いを込めたくなったなら、心の支えになります。誰にも見えない、自分だけの小さな神様みたいな存在です。
パワーストーンなら、石は石でも、もっと感情移入しやすくて、頼れるパートナーのような存在になってくれるかも。
おまじないの気持ちも石に託し、自分のほしい効果で選べます。
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心の支えを味方に
心の支えは、なくたって別に生活に支障の出るものではありません。
でも、いざという時に、あるのとないのでは大きな差が出るはずです。
逆境や苦境、どうにもならない高い壁が目の前に現れた時、心の支えがあることで、「よし、頑張ろう」と思えます。
また、何でもない日常でも大したことはないけど乗り越えがたいことは多いもの。それでも、心の支えがあれば、頑張り続けることができるのです。